クマノミの産卵に立ち会い

平成最後の3月後半に恩納村の真栄田岬で
クマノミの産卵に立ち会ってきたので
その時の様子をまとめてみました

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動画も撮っていたので動いてる姿を見たい方は
Youtubeをご覧ください

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この日はハゼに会いに深場にもいかず
ツバメの根の下あたりからウミウシを探しながら
徐々に水深を上げてじっくり潜っていました

そして、潜水時間も残圧も帰り道に向かう頃合いなので
水深を5mくらいに上げて安全停止しながら泳いでいたら
いつもとは違う動きをするクマノミを発見

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ダイビングコンピューターで時間を確認すると
あ、産卵する時間だね~

狙ってた訳じゃないけどいいタイミングだラッキー!

と言う訳で残り少ない集中力と残圧で
出来る限り観察してみましょ

クマノミの輸卵管
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最初から観察したて訳じゃないので写真は無いですが
産卵を始める前は岩盤に卵がちゃんとに付くように
現場をお掃除して綺麗にしてから産卵がスタートします

その後でメスがお腹の下から輸卵管を出して
真っ赤な1㎜サイズの卵を出し岩に付けていきます

そしてメスが卵を産み付けた後に
オスが卵に近づいて放精

これを交互に繰り返していきます

クマノミの雄と雌
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ちなみにクマノミのオスとメスは
尾ビレで容易に見分ける事が出来ます

尾ビレの上下に黄色が入るのがオス

尾ビレが真っ白な個体がメス

同じクマノミでも地域によってタイプが違うので
一概には言えませんが沖縄本島の子なら
だいたいこれで見分けられるんじゃないですかね?

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なんて事を偉そうに書いてますが
クマノミの産卵は過去にも見た事はありますが
じっくり撮ったのは今回が初めてだったので
最初は大きなメスが2匹で交互に
卵を産み付けてると思ってました(笑)

しかし普通に考えて変だよなぁ~と思い
ブログに変な事を書く前に沖縄本島クマノミプロの
潜水案内の津波古さんにオスとメスの違いを教えてもらい
今、このブログを書いてます

クマノミのオスとメスの違いなんて
初心者の頃に興味を持って教えてもらってるはずなのに
色々な生物を観察していくうちに
普通種のクマノミの知識を忘れてました

僕と同じようなダイバーの方は
意外と多いんじゃないでしょうか?

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そしてまだだまだ産卵は続きます

クマノミの産卵は開始から終了まで
1~2時間とかなりの長丁場になります

なので早ければ1ダイブで全部見れますが
潜水直後から観察を始められないと
最後まで見るのは難しいかも知れません

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あと、クマノミの産卵は長く地味です…

クマノミの体型を見ると目と輸卵管の位置的に
たぶん産んでる部分は自分で見えないんじゃないかな?

お腹が出てる人が
下向いても自分の足が見えないみたいに

そんな状況で岩盤に卵を綺麗に配置する為に
一粒一粒産んでいくので時間がかかるんでしょうね

他の魚みたいに高く上がって一斉に放精&抱卵したら
一瞬だけど見栄えがいいし何より楽なのに
クマノミって几帳面なんですね(笑)

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輸卵管から出る瞬間の卵を撮影したかったのですが
残念ながら撮れませんでした

もっと、見たかったのですが
最後は残圧がかなり少なくなってたので
後ろ髪をひかれながらサヨナラです

これで先日のクマノミの産卵は終わりですが
これらのシーズンは産卵もハッチアウトも
頻繁に見れるシーズンになってきますので
興味のある方は一緒にじっくり狙ってみませんか?

じっくり狙いたくない方は
幸運ラッキーで見れる様に
神様にお祈りしておいて下さい

明後日からは久しぶりに東京に行くので楽しみです!