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BUG EYE LENS (虫の目レンズ)

2019/04/24
陸の話とか
最近、「INON」のインスタ投稿がツボにはまり
また虫の目レンズに興味が出始めたので
いつも手の届くとにあるのに
最近は出番が少なかったレンズを付けて
撮影に行ってきました

ガラスハゼ
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いきなりですが!

このレンズの特徴に関して書きますが
僕の文章力では伝わらない事も多いと思うの
詳しい事はメーカーHPを見てもらうとして
実際に使ってる人の感想くらいで読んで下さい

まずはこのレンズ…いや、これに似たレンズは
日本だけ見てもメーカーも商品も色々ありますが
撮ってる写真、やりたい事はだいたい同じです

こんなレンズですが聞いた事ありますか

「虫の目レンズ」

「ギョロメレンズ」

「トトメレンズ」

「魚露目8号」

「BUG EYE LENS」

ザックリ書くと呼び名はこんな感じで
レンズ=物としては違いがありますが
写真に反映される効果に関してはほぼ同じなので
他の方と話をする時はこの名称のどれかで
話が合うかと思います

ちなみに英語の「BUG EYE LENS」を分解すると
「BUG」は小さな昆虫、小さな虫で
「eye」は普通に目なので
直訳すると「虫の目レンズ」って事ですね

INON社の「UFL-M150 ZM80」
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今回使用したのはこのレンズ!

水中ストロボの「Z-330」や「D-200」
一部の方から絶大な支持を得てるライト「NF800-N」
あとマクロレンズやワイドレンズなどを販売してる
日本のダイバーで知らない人はいないんじゃないかい?
って程、有名な水中撮影器材メーカー「INON」から
販売されてるマニアックなレンズになります

そしてこのレンズの効果はと言うと
普通のワイドレンズで撮るワイドマクロ撮影よりも
もっとワイドマクロに撮れるってもの

説明になってないね…(笑)

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普通のワイドレンズを使用してワイドマクロ撮影する時は
被写体とレンズの距離は5~15㎝くらいになる事が多いですが
その時にクマノミくらいのサイズの生物であれば
いい感じに生物もしっかり撮れて
背景の上側には青い海が広がる写真になります

これが通常のワイドマクロ撮影だと思うのですが
虫の目レンズを使用すれば
ワイドマクロ撮影をする時の被写体を
クマノミよりももっと小さいウミウシやエビにしても
しっかりと小さな生物を大きく撮れて
背景に青い海を移し込む事が出来るんです

上の写真に写ってるウシノシタの目のサイズは
5㎜くらいしかなのですがちゃんと目が写っていて
背景に青い海を入れる事が出来ています

この目の代わりに被写体が
ウミウシやエビやカニだったら
面白いですよね~

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※右下のひっくり返ってるカニは
左の子が脱皮した抜け殻です

このレンズと似てるレンズを身近にある物で言うと
家の玄関にある「覗き窓」がそれに近く
と言うか、ほぼそれです!(笑)

特に「魚露目8号」は防水設計でもないので
覗き窓のレンズがそのままカメラレンズ前に付いてる状態を
イメージしてもらっても問題ないと思います

覗き窓っていつもは
特に気にする事無く覗いてますが
ドアから30㎝くらいに顔の顔があるのに
四隅を見ると背景まではっきりと見えるのって
冷静に考えたら不思議ですよね

なのでこのレンズに興味がある方は
自宅の覗き窓の前に小物を置いてどう見えるか試すと
どんなレンズなのか分かり易いと思います

この辺でこのレンズに関して
上手にまとめたいとこなのですが

ワイドレンズよりももっと湾曲していて…

最短接写距離が…

とかを、まとめる才能はないので
メーカーのサイトにちゃんとした説明があるので
そこで読んで下さい(笑)

INON「UFL-M150 ZM80」

買う前に一度冷静になって!
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一番大事になまとめは華麗にスルーしたのに
せっかくなのでもう少し書きます…

このレンズを購入する動機に関して
大きな間違いをしてる方がたまにいるので
このブログを見てる方は勘違いしないで下さい

購入する前にこのレンズが
本当に自分の撮影スタイルに合ってるのか考えて下さい

※※※こんな勘違いはダメ※※※

・他のワイドレンズより軽いから使い易そう

・他のワイドレンズより安いからお得

※※※※※※※※※※※※※※※

これは大きな間違いで用途が違いますので
間違えない様にして下さい

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たしかにこのレンズで通常のワイド撮影も出来ますが
撮った写真のクオリティが普通のワイドレンズで撮ったのより
著しく劣りますのでオススメは出来ません

ちなみにこの写真がこのレンズで無理やり撮った
水納島のヨスジフエダイの群れですが
もしもこの写真くらいでOK!って人は
これくらいは撮れなくはないのですが…

綺麗なワイド写真が撮りたい方は
高くて重いワイドレンズをちゃんと買いましょう

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このレンズはこんな景色を撮影したい方向け

あと注意して欲しいのがもう1つ

正直ここが一番重要なんですが
説明してもたぶんピンとこない方が多いと思う事

このレンズの特徴を活かせるシーンは
レンズの先から被写体の距離が0~10㎝くらいと
極端に接近した環境のみでポテンシャルを発揮します

上記のワイド撮影の時や
1m先にいるチンアナゴやヤシャハゼなどを狙う時に
このレンズを使ったらデメリットしかないです

その為、このレンズを使用して効果のある撮影は
レンズから被写体までの距離が0~10㎝と
限られた環境なのですがそんな環境って
結構、限られてますよね?

まず、逃げてしまう生物は撮れません…

撮れるのはウミウシ、エビ、カニ
最近流行ってる「生えもの」なんかは
逆にピッタリです!

そんな事から被写体が凄く限られるレンズなので
購入したいと思ってい方は
本当に自分の撮影スタイルに合ってるのか
ポチっとする前に考えてみて下さい

自分の撮影スタイルに合ってなければ
使える機会があまりない残念なレンズになってしまいます

ごめんさなさい
今日はもう少し書くのでお付き合い下さい(笑)

SONY RX100 M5
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今回このレンズを使用したカメラは
「SONY RX100 M5」

陸上撮影での評価はすこぶる良いカメラで
水中でもまぁまぁ人気がある高級コンデジです

このカメラでこのレンズを使用出来ると
どっかのサイトで書いていたんですが
僕の意見としてはあまりオススメは出来ません

正直言ってこのカメラとレンズは
相性悪いんです…

こんな感じで
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RX100M5で撮影した写真を見ると
写真の角にレンズが写り込んでるのが良く分かります

レンズの商品名「UFL-M150 ZM80」の
ZM80の部分はたぶんZOOM80でズーム80
レンズ焦点距離が80㎜に適応しますって事だと思います

しかしRX100M5はズームが最大で70㎜なので
虫の目レンズより広角になってしまうので
4隅にレンズの黒い部分が写り込んでしまいます

なので私の場合はパソコンに入れた後で
トリミングして写真を作りますが
それが嫌な方は焦点距離が80㎜以上ある
別のカメラで使用する事をオススメします

でも、RX100シリーズをお持ちの方は
僕と同じ様な撮り方で良ければ普通に撮影出来ます

こっちには大金を出して買った
1インチセンサーがあるので
多少トリミングしたって怖くない!(笑)

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このレンズに関してはもっと説明したい事もあるし
今回の内容を全部分けてまとめも書きたいのですが
今回はこれくらいにしておいて
また色々撮ってから紹介したいと思います

今回の写真は雰囲気重視で
クオリティは無視して撮った感じがありますが
今後は器材も少し変えて撮影しようと計画中なので
このレンズに興味のある方で
実際に使用しる人の意見が聞きたい方は
質問も受け付けてますので宜しくお願いします

ヒメオニオコゼ
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明後日からいよいよGWですが
沖縄本島のダイビングショップやボートは
まだ空きがあるとも多いそうなので
混んでいて潜れないだろと思ってる方は
意外と潜れますので問い合わせしてみて下さい
Yusuke Miyahara
Admin: Yusuke Miyahara
沖縄本島北部の名護市と本部町のダイビングショップ
フィールダイブで水中ガイドをしている宮原です。

私が潜って見た海を写真多め文章少なめで書いてるので、
沖縄のダイビングに興味がある方は見てもらえたら嬉しいです

最速で今の海情報を知りたい方はストーリーズの方が、
早く情報を発信してるのでそちらをご覧ください。

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