Feeldive no umiblog

これからの水中カメラについて思う事

2021/11/28
水中撮影&調査ダイブ

半月ほど前にようやく欲しかったレンズ
OLYMPUS 60㎜ macroをGET!できたので
今日はストロボ2灯のフル装備で潜ってきました

OLYMPUS omd em5 mark2
blog-198959109.jpg

で、今回なんですが
このカメラのレビューをしたいんじゃなくて
海仕事も落ち着きノンビリしてきたので
最近思ってる水中写真「器材」の事を
自分目線でグダグダと語ってみたいと思います

まず初めに
自分は一眼レフミラーレスからコンデジのTG6
Goproまでいろんなカメラ持ってるし
ストロボやライトもほぼほぼ揃えてるので
各カメラの一長一短を少しは理解しています

その上で自分も所有してはいますが
大きくて高いカメラを否定する事になりますが
そのあたりはご理解いただけると幸いです

※以下の写真は本日撮影した写真になります

オオメハゼをみんなが好きな雰囲気で
blog-70007.jpg

カメラの価格

自分が水中カメラを始めたのが2003年かな?

OLYMPUSのコンデジでC-2020zoomと言う
200万画素しかないカメラが10万円だった時代で
一眼レフ機ならNikonのF4やF90を
水中カメラマンが使用していた頃でした

それから数年が経ち2005年くらいか?

自分は憧れのNikonの一眼レフF90と
アンティスのネクサスマスター(ハウジング)をGET!

※オークションでカメラ&ハウジング、
マクロ105㎜、ワイド16㎜フィッシュアイレンズ
ストロボ2灯で15万円くらいだった気がします

その後はデジタル一眼レフ時代に突入し
NikonD70→フジフィルムS5pro→NikonD700→
NikonD810と中古機が安くなったタイミングで
カメラを買い替えてきて現在はミラーレス一眼の
SONYのα7ⅲとrⅲ使用中

この道中にはコンデジやアクションカメラ
ストロボ、ライトもいーぱいあります

こんな感じで今まで
時代に合わせてカメラを乗り換えてきたのですが
最近思うのが今後は平成の頃のようなペースで
カメラを買い替える事は出来なくなってくると思う

特にプロカメラやダイビングガイドみたいに
仕事で使う為のカメラじゃない場合は…

いや、ダイビングガイドでも
映像が直接現金化できないなら
もう新しいカメラに投資しなくていいと思う

と言うか出来なくなるんじゃない?

紹介するのは簡単、でも自分で撮れない(笑)
blog-70101.jpg

時代と格差

スマートフォンのカメラ性能が向上し
カメラ需要が減る傾向は今後も続くでしょう

そして需要に反比例して
デジタル製品の技術は上がっていくので
高性能なカメラばかりが登場します

もちろん性能がいいんだから
高く売るよね!売れるよね!

プロカメラマンやカメラマニアの方なら
金に余裕がなくても価格がどんだけ上がろうが
一定数の客は買ってくれると思う

そんな時に皆さんはカメラにいくら出せますか?

自分はNikonD810が中古24万円くらいで
SONYα7rⅲが中古で18万円くらいだったはずで
買った事はないけど凄く欲しい機種があれば
30万円くらいまでなら出せるかも?なんですが

たぶん、これから出るミドル以上の機種は
30万円では買えない時代になってくると思います

それにカメラ以外にも
ハウジングも買わないと水中で使えないし
他の関連パーツも高騰してるし…

ところでこの20年で
日本人の平均収入って上がってます…?

めっちゃピンボケのモンスズメダイ幼魚
blog-70023_20211127211707e43.jpg

見え方

カメラ本体:OLYMPUS omd em5 mark2
レンズ:OLYMPUS 60㎜ macro

見てる方にどう映ってるか分かりませんが
この写真は凄くピンボケしていて
ピントは目じゃなくて尾ビレの付け根くらいです

正直言ってこのピンボケ気になります?
いや流石にこれは酷い作例だけど(笑)

自分は正直言って気になりますが
SNSのFacebookやInstagramで推奨されている
横幅1000~1200pxサイズなら
あまり気にならない人も多いんじゃないかな?

昔の写真はプリントして大きく引き伸ばして
粗が目立たないくらいの写真を
アマチュアでも求められてたと思いますが

今ってそんな時代じゃなくないですか?

印刷して大きなサイズで写真を楽しむよりも
スマホやタブレットのモニターで見る事が多くないですか?

blog-198975490.jpg

下に置いてるハウジングは
大きさの比較をしてもらう為のものです

このパネルの写真はコンデジのTG6で
ガイド中に撮影した写真で
現像したパネルは1辺90㎝の四角形です

このサイズに伸ばしても
個人的には普通に見える画像なのですがどう?

コンデジ以上の高画質って必要?

べすとしょっと~
blog-70032.jpg

この1週間くらいで綺麗だった青いホヤは
跡形もなく消え去ってしまってたけど
可愛い子は健在でした。からのジャンプ!

物理的に~ 老化~

どうせ撮るなら人より良い写真撮りたい!

オートフォーカスは早い方が良い
高画質で映像を残したい!

これは自分でも理想として思ってるし
写真はセンスよりもカメラスペックに依存するので
単純に良いカメラを使えばいい写真が撮れるはず

これは当たり前すぎる話なので割愛しますが
最近は体力が落ちてきてるからなのか
カメラボディの大きさも気になります

一眼レフカメラ フルサイズ(Nikon D850など)
一眼レフミラーレス フルサイズ(SONY 7ⅲなど)
一眼レフ APS(Nikon D500など)
一眼ミラーレス APS(α6400など)
以下はコンデジなど…

上から順に大きくて重いカメラになってきます

自分も水中写真を初めてもうすぐ20年
正直言ってカメラを含む全ての器材は
なるべく軽い方がいいのが本音で
重たいカメラは用意してる時点で
辛く感じる事もある今日この頃

性能よりも軽さを重視したくなるお年頃になり
自分の体力を考えて撮影セットも小型化する
時期に来てると思っています

モンハナシャコ
blog-70060.jpg

写真の編集

ここまで読んでもらってる方の中には
この内容に共感してくれる方もいれば
ガッカリしてる方も多くいるはずです

でも、こんな事を思えるのも
一部の人には否定されるかも知れませんが
自分は「写真の編集」の力を信じていて
これからはそこが重要だからと思ってるからです

いやいや、プロじゃないんだし…

と思った方
写真の編集ってプロよりもアマの方が
圧倒的に差が出やすいんですよ

FacebookやInstagramがいい例です

編集する元の写真素材のベースが
編集まで意識して撮ってるのかそうでないかで
最終的な仕上がりがかなり変わってくると思います

オキナワベニハゼ
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もし、写真を使うのがSNSメインなら
大きくて高いカメラじゃなくてもいいと思うし

いい写真を魅せる技術を身につけたいなら
水中撮影よりも陸での編集の練習した方が
いいのかも知れないと思う

可愛いジョーちゃん
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ちょいと深爪だけど
割と綺麗な状態の俺の人差し指ナイス!

カメラが軽いと心も軽い!
余裕があれば世界の見せ方も変わってきます(笑)

でも、カメラの性能や画像数って
大きさや価格がモロに出るんだよな…

良いカメラやレンズほどピント合いやすいし
画素数が多いほど編集がしやすいんだよな…

そりゃ大きい方がいのは分かってるけど
小さなカメラでも多くの方が望む水中写真は
編集までしっりやって仕上げられるなら
作れるんじゃないのかな?って最近思う

ワンボトル
blog-70174.jpg


ふぅ~久ぶりにこんなに書いたけど
ワインボトル1本空いてるので
もう上手にまとめて締める事は出来ましぇんが

最近のカメラはミラーレス一眼やコンデジも
性能上がって綺麗に撮れるし
編集すればいい感じに仕上がると思うので
それでもよくないのかな?

水中撮影カメラセットが100万円したら
100本潜っても毎回撮影しても
1ダイブあたりの撮影器材代1万円です!

そして大きなカメラは
持ち運びが大変だったりするし…

高いカメラを買える余裕があったり
重たいカメラを持ち運べる体力あるなら
それは良い器材を揃えた方がいいとは思いますが
カメラを小さくして楽に水中写真を楽しむのも
良いんじゃないかな~と最近思ってきてます

なので今後は一眼レフカメラばかりじゃなくて
小さくて軽いカメラを推す事が多くなると思うので
宜しくお願いします

ちなみに今回ブログを長々と書いたのは
暇になってゆっくり読めるようになった
スピッツダイブセンタの世古さんや
マリンビレッジの関口さんなどの
今まで背中を見てきてたダイビングガイドの
今でも書き続けてるブログが面白くて
やっぱブログって良いな~って思ったので
久しぶりに頑張って書いてみたくなったからです


自分にあった水中写真のスタイル探しは
これからも続きますが楽しんで潜りましょう!

Yusuke Miyahara
Admin: Yusuke Miyahara
沖縄本島北部の名護市と本部町のダイビングショップ
フィールダイブで水中ガイドをしている宮原です。

私が潜って見た海を写真多め文章少なめで書いてるので、
沖縄のダイビングに興味がある方は見てもらえたら嬉しいです

最速で今の海情報を知りたい方はストーリーズの方が、
早く情報を発信してるのでそちらをご覧ください。

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