与論島ダイビング旅
今年の12月はお店がめっちゃ暇なので
これはいい機会だと沖縄県から一番近い他県になる
鹿児島県の与論島にプチツアーに行ってきました~
※今回は2泊3日の旅で写真が40枚くらいあり
かなり長文になるのであ気合入れて見てね…(笑)
一緒に行ったのはこの2人
与論島のダイビングが悪天候に弱い事は知ってたし
2人が〇〇〇〇試験に落ちてしまってたら
遊べる状況ではなかったかも知れないので
旅のスケジュールが決まったのは出発の3日前
島で潜れてる写真があるって事は
試験は無事に合格できたんですね
試験の数日前に会った時は心配だったけど
おめでとう!
本部港発→与論島
出発日の朝は海況も天候もいい感じ!
沖縄本島から与論島に行く方法は
フェリーか飛行機の2択があり
さらにフェリーも那覇発か本部発の2択
でも、自分の環境ではフェリーで本部発の1択なので
それでスケジュールまとめてみます
本部港→与論島に行けるフェリーは1日1便で
マルエーフェリーとマリックスラインの2社の船が
1日おきに交互に運航していて自分調べでは
年末年始問わず海況が許す限りは出港してるはず
なので運航してない方は休みになるので
港の受付カウンターが閉まっていても驚かないで
となりのカウンターは開いてます
どちらの船も朝のタイムスケジュールは一緒で
8時50分までに乗船手続きをして9時20分に
本部港を出港します
なので朝一のゴリラチョップで潜ってる時に
聞こえてくる船のエンジン音はこのフェリーの音です
乗船手続きは名前、連絡先、住所など簡単な記入と
コロナウイルス蔓延防止対策での検温のみ
※どちらの船も乗船する階段にスロープが無いので
キャリーバックに荷物を詰め込んで重くしてると
持って上がるのにかなり苦労しますので
出来る限りリュックタイプか肩にかけるタイプに
荷物を分散して階段を登り易くしておきましょう
※年末年始、お盆、GWなどは混雑が予想されるので
船のチケットは予約しておいた方がいいと思いますが
それ以外は予約無しで乗れるんじゃないかと思います
与論島行きのフェリーは1日1便しかないので
乗り遅れないように注意して下さい!
フェリー代金
片道のフェリー代金は驚きの\1,830円!
本部町や名護市から那覇までバスで行くのに
\2,300円くらいかかるってのに鹿児島県の離島に
船で行く方が安いなんて笑うしかないでしょ(笑)
与論島とはご近所です
今回、与論島に行こうと思った理由の1つが
うちから港までめっちゃ近いの!徒歩5分です!
同じ沖縄県の伊是名島や伊平屋島に行くには
ここから車で30分ほどの今帰仁村にある
運天港まで行かないといけないけど
与論島に行こうと思ったらこの距離で
フェリーに乗れるのでご近所さん感が凄いです
このリンクいるか?(笑)
到着
本部港を9時20分に出発して予定どうり
与論港に11時50分に到着
午前中に島に到着出来るので
午後から2ダイブ潜る事が可能です
※昼食に関してはフェリーのレストランは閉まっていて
売店もおにぎりとカップメンくらいしかないので
フェリーに乗る前に買い出しをしておいて
船の上で食べておいた方がいいです
ヨロンダイビングサービス
今回お世話になったダイビングショップは
島で一番の老舗で50年以上の歴史を持つ
ヨロンダイビングサービスさん
ホームページ
ガイドの竹下さんはオーナーの息子でもろ島んちゅ
優しい喋り方が特徴的でマクロ生物好きそうです
そしてショップのすぐ裏が港って
最高なロケーションですね
与論島でダイビング!
お店で申込用紙書いて器材を用意したら
レッツゴー!
この日は北東の風が吹いてたので
お店裏の供利港から出港して10分ほどのポイントへ
1本目:マーメイドロック
与論島行ったのにいきなりマクロで~す(笑)
風向きやリクエストを考慮したらこうなりますよね
で、深場の人気者のヘルフリッチこと
シコンハタタテハゼからスタート
自分はこの下のニラミハナダイを狙ってたんですが
数か所の穴をチョロチョロされてしまい
1枚もシャッタ切れずに撃沈…
上がり際にこのヘルフの記録写真撮れてよかった~
コビトスズメダイ
沖縄本島にもいますがかなり数は少ないですが
ここではピンポイントの1つのサンゴに
10匹以上群れてるとこがありました
浅場が違う
自分が潜ってる海域では水深5mかもっと浅い
3m?2m?ってくらいの水深でしか見れない
浅場のスズメダイ達が与論島では8mくらいで
いっぱい見れる環境にビックリ
船を水底8mくらいのとこに停める事が多いので
それ以上浅い場所がどうなってるか見てませんが
浅場のスズメダイ好きには撮り易い
良い環境なんじゃないかと思いました
この感じならモンツキカエルウオとかも
いるんじゃないかな?
2本目:長崎の塔
首の太いリーゼントマンの横顔でお馴染みの
アーチありマクロ生物ありの万能ポイント
もう少し引いて撮ると
下の岩にクマノミのペアがいるので
それを右下に配置して撮ってもカッコイイかも
今回は3人のモデルさんの関係で
これがベストショットになりました↑
タイミングによってはギンガメアジの群れも出るらしい!
ってか、僕たち帰った日か次の日に
出てましたよね?(笑)
アカネハナゴイ
船上ではちょっとしかいないって言ってたのに
よく見たらめっちゃいるじゃないですか!
沖縄本島では見た事ないですよ~
見るのは初めてじゃないと思うけど
写真撮るのは初めてだと思います
ヒレフェチとしては堪らないフォルムしてます
ベニゴンベ
これも見たかったやーつ
期待してなかったけど話の流れで
見れます?って聞いてみたら見せてくれた
1つのハナヤサイサンゴにコイツと
メガネゴンベ、ホシゴンベが共存していて
サンゴ奥でわちゃわちゃしてたところを
かろうじて目が分かるタイミングでパシャリ!
次はサンゴの上に乗ってるとこを撮ってみたい
安全停止中に気がついたんだけど
カメラがプチ水没していて右上に水滴が…
なんとかここで止まってくれたから良かったけど
このまま水没してたらかガッカリ旅になってたでしょう
竹下さんのインスタ見ると
他にも沖縄本島で見れない生物いそうなので
これからも与論島のマクロには注目です
2ダイブ潜っただけですが
沖縄本島の海との違いが多く面白い
めぇ~
2ダイブ終わったら宿まで送ってもらい初日は終了
原付バイクでドライブ中に偶然出会った
島っぽい景色でした
地域商品券GETだぜっ!
本部、徳之島、奄美から
ヨロン島にお越しの方に地域商品券プレゼント中!
本部港で専用紙にスタンプ押して
与論島の観光協会に持っていくと
2,000円分の商品券が貰えます
サイトには2020年3月31日までと書いていて
無くなり次第終了らしいですが
2021年12月15日現在も貰う事が出来ました
これって凄くない?
だって上にも書いたけど
片道のフェリー代金1,830円だから
フェリー代金より多くもらえるんだよ
しかも居酒屋で使う事が出来るから消費も楽だし
もうね。嬉しすぎてチケットの後ろに
怪しく飛び跳ねる影が見えちゃってますよ(笑)
※観光協会はスーパーや居酒屋が並ぶ
通称「銀座通り」からすぐの場所にあるので
町の近くに泊ってる方は徒歩でアクセス出来ます
もずくそば
与論島の食べ物と言えばやっぱコレ
味はさっぱり系で凄く食べ易いので
疲れてる時にいいかも
与論島のそばは
関西や関東と比べると麺の量が多く感じます
天ぷらそば (もずく麺)
沖縄と雰囲気が似てるから
沖縄そばっぽいのないかと探してみたけど
そこはやっぱり鹿児島なので
内地らしくそばとうどんしか無かったです
あと、自分が行った店のそばは全てもずく麺だったので
もしかしかたら与論島には
普通のそば粉のそばはないかも知れませんね
与論島民の感覚?
2店舗のお店のメニューを撮ってきましたが
沖縄の感覚だと変だなと思うとこがありました
この2店舗以外にも居酒屋とか何処に行っても
まずは観光客が多いはずなのに値段が安い!
島にお店なんてそんなに多くないので
値段を今の1.5倍くらいにしても
お客さんの数は変わらないと思うけどな?
まぁそれは置いといて
与論島民にツッコミを入れさせてもらいた
なんでメインのメニューはこんな安いのに
ライス、御飯、ぎょうざみたいなサイドメニューが
そんなに高いのさ!!!
値段のバランス悪くない?(笑)
ライスだけ高くない?
ライスより具が入ったおにぎりの方が安いの?
ぎょうざとそばが同じ値段って!
この謎はいつか島民に教えてもらおう…
〇〇〇 (ひらがな3文字だったはず)
里芋の子供でサイズは大豆くらいのを
油でサッと揚げてる皮つきポテトみたいなの
今回の旅で一番珍しかった食べ物でした
あと、刺身は居酒屋でもスーパーでも
沖縄では見かけない「ツバメダイ」推しだったな
ダイビング2日目
昨晩の黒糖焼酎「島有泉」が
美味しすぎたせいで
僕は二日酔い気味だけど
海の色は最高に良いぜぇぇぇ!
3本目:沈船あまみ
2日目は島の北にある茶花漁港から出港して
有名な沈船あまみです
今回は運が良い事に
1日目が北東風で2日目は南風だったので
北側と南側の両方のポイントで潜れたのですが
ヨロンダイビングサービスさんは
風向きやポイントにによって港を変更し
近い港から出港させてくれるので凄く楽でした
いちおう沈船あまみの説明もしておきます
元々は鹿児島県の海上保安庁が使用していた巡視艇で
その船が現役を引退し競売にかけられた時に
与論島が新しいダイビングスポットにする為に
買い取って沈められました
船の全長は約50mで沈んでる水深は約40m
なので深さはエモンズくらいで
大きさはエモンズの半分くらい
与論島の海は透明度が良すぎるので
40m潜っても凄く明かるいから
ディープなの忘れちゃいます
エモンズと違い劣化してるとこが少ないので
突起物が折れてなくて船のパーツが残ってるのが新鮮
船内もちょっと入れます
今回はここで潜れないと思ってたから
潜れてラッキーでした(^^♪
今回は動画撮りながら
たまに写真って感じで撮影しましたが
やっぱり初めてのポイントでイメージ出来てないのに
いきなり両方撮りは無理がありました
深場での船首や船尾が入ってる写真が
1枚もないのにはガッカリです…
今回でイメージは出来たから
次回はカッコいいの撮るぜ!
4本目:海中宮殿
2日目の2本目は与論島と言えばここ!って言う
自然の水中世界にある不自然な神殿がカッコいい
大人気ダイビングポイントの海中宮殿
インスタ映えスポット
ここのウリは何と言っても
宮殿の天井に空いたハート型の穴
ここで写真撮ってもらったカップルは
幸せになれる予感しかしませんね~
海中宮殿メモ
海中宮殿が出来た経緯が
面白かったでまとめておきます
出来た理由は2つ
1つは1984年に与論島とギリシャのミコノス市が
姉妹盟約となり地域交流を続けてた事
2つめはダイバーなら知ってる人も多いと思うけど
1998年の大規模なサンゴの白化現象が起きた事
サンゴの白化により島の一番のウリである海から
サンゴが無くなり魅力ない島になってしまうと
観光客も来なくなってしまうと心配して
与論島の新しいダイビングスポットを作る為に
2003年に古代ギリシャ宮殿をイメージした「海中宮殿」を
水深18mの海底に沈めてポイントにしたそうです
宮殿や沈船の話を聞いて陸を見てみると
海沿いの道が綺麗に整備されていたり
トイレや無料シャワーが多く設置させていたりと
島を観光地にしようと島全体で動いてるのが見えて
自分の近所と比べ凄く羨ましい
役場の人が頭が良くて行動力もあって
神殿の天井をハート型にするセンスもあって
いいよな~
沖縄の海もさ、何か沈めてポイント作りたいよ~
嘉手納基地から飛行機とか戦車もらえないのかな?
名護湾の海沿いのムダな緑地帯無くして
車停められるスペース作ってくんね~かな?
あ、話がそれてきたので与論島に戻ります(笑)
百合ケ浜
本当なら1泊2日で4ダイブに旅でも良かったのですが
今回は1泊伸ばして観光も楽しんだので載せておきます
たぶんこの浜が与論島で一番人気の観光地
砂の色や質が沖縄本島とは違う感じがして
色はより白く質感はサラサラしてる様に思いました
ここの入り口に
お土産物売りのおばちゃんが数人いますが
東南アジアばりに声をかけてくるので
セールスに弱い方はご用心
あと、入り口がここしか無いはずだから
帰りももれなく捕まると思うので
入る時はスルーした方がよさそうです
僕はぺリカンケース持ってたので
それを工具入れと思われたらしく
ずっと電気工事の人って言われてました
ぺリカン開けて財布やメモ帳見せて
ただのカバンだよ~言ってもずっとね(笑)
ヨロン駅
何もないとこにポツンとありました
他にも鐘を鳴らすとことや景色が良い遊歩道が
島の南から東側にいろいろあり
この辺はさらに新しい道路とか何か作るのか
工事してるとこも多かったです
サザンクロスセンター
入場料:400円
最上階5階の360度パノラマの景色がウリですが
正直に言わせもらいますと
天井低いし窓の仕切りが多すぎて
解放感がないので景色を見る施設としては
あまり良くないかなぁ…
それでも!
1~4階の博物館は凄く面白い
島の歴史、島の有名な画家や写真家
ダイビングショップのコーナーなど色々あり
見どころ満載でした
モノクロフィルム写真のコーナーの
写真のクオリティが高いです
この施設内は基本的に撮影OKですが
まとめサイトみたいに館内をまとめて紹介するのは
NGだと言う事なので気をつけて下さい
あ、忘れてましたが今回の観光は
1日3,000円で借りれる原付バイクで
島を回ってました
1日と言っても日付じゃなく
ダイビング終わりの
午後~次の日の午後まで借りれるので
かなり便利です
与論島を紹介してるサイトとかで
車なら15分で島一周回れるって書いてますが
海沿いの道を走ったら1時間くらいはかかるので
注意して下さいね
そして最終日
島に渡る前から分かってた事だけど
予想どうり暴風が吹いて海は大シケに…
あたり前だけどフェリーが出ないと
島から帰れないよ…
与論港から本部港に帰る便も1日1便で
14時10分発→16時40分着です
予報では午後からより風が強く吹く予報なので
朝の強風で心が折れそうになってますが
まだ「条件付き運航」なので可能性あり
この張り紙見たのが9時ごろなので
とりあえず鹿児島からフェリーは出港はしてるので
あとは与論島の港に停まってくれるのを祈るのみ
左側の張り紙に注目
17日のフェリーが条件付き運航なのは
海を見たら分かるんだけど
朝の時点で明日18日のフェリーの欠航が
確定してるじゃないですか…
って事は、今日帰れないと
あと2泊しないといけないのか?
今日帰れなくて明日帰れたらいいかー
くらいに思ってたのにこれ見た時は絶望で
来なければ良かったな…とすら思ってしまった
でも、もう自分で出来る事はなにもないので
午前中はダラダラとまた島1周したり観光して
そば食べに入った食堂で流れてたニュースでは
鹿児島のフェリー全便欠航なんて言っていて
もうダメだな…と諦めていたけど
12時ごろに宿の人から
徳之島にはフェリーついたみたいとの吉報があり
海を見に行ってみると
朝よりも穏やかになってるような気がして…
脱出成功
定刻より20分遅れの14時にフェリーが与論港に着岸し
無事に帰れる事が確定しました
島から離れる時の写真がこれしかないのは
自分がまだ冷静じゃなかった証拠ですね
余裕あれば屋上に出て
島を眺めてる写真撮ってるはずなので(笑)
そし17時すぎに無事に本部港に
帰ってくる事が出来ましたとさ
昨年のコロナが流行りだしてから
久しぶりの県外旅行でしがた
やっぱり違う土地に行くって楽しいですね
そして、そこでダイビングまで出来たら最高です
今回は長く書きすぎたので
最後にまとめとか出来ないけど
与論島は海も陸も人も最高の島でした!
竹下さんお世話になりました!
うちの店から本部港は凄く近いので
与論島とはこれからも仲良くしていきたいですね
今後はゲスト2名様から開催出来る
1泊2日の与論島4ダイブの旅を
出来たらいいなと思ってるので
興味のある方はお問い合わせ下さい
あー久しぶりにいっぱい書いたな~