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与論島ダイビング旅

2021/12/23
与論島ダイビング
#与論島 #与論島ダイビング #ヨロン島 #yoron #マルエーフェリー #マリックスライン #もずくそば #与論島飯

今年の12月はお店がめっちゃ暇なので
これはいい機会だと沖縄県から一番近い他県になる
鹿児島県の与論島にプチツアーに行ってきました~

※今回は2泊3日の旅で写真が40枚くらいあり
かなり長文になるのであ気合入れて見てね…(笑)

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一緒に行ったのはこの2人

与論島のダイビングが悪天候に弱い事は知ってたし
2人が〇〇〇〇試験に落ちてしまってたら
遊べる状況ではなかったかも知れないので
旅のスケジュールが決まったのは出発の3日前

島で潜れてる写真があるって事は
試験は無事に合格できたんですね

試験の数日前に会った時は心配だったけど
おめでとう!

本部港発→与論島
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出発日の朝は海況も天候もいい感じ!

沖縄本島から与論島に行く方法は
フェリーか飛行機の2択があり
さらにフェリーも那覇発か本部発の2択

でも、自分の環境ではフェリーで本部発の1択なので
それでスケジュールまとめてみます

本部港→与論島に行けるフェリーは1日1便で
マルエーフェリーとマリックスラインの2社の船が
1日おきに交互に運航していて自分調べでは
年末年始問わず海況が許す限りは出港してるはず

なので運航してない方は休みになるので
港の受付カウンターが閉まっていても驚かないで
となりのカウンターは開いてます

マルエーフェリー:時刻表
マリックスライン:時刻表

どちらの船も朝のタイムスケジュールは一緒で
8時50分までに乗船手続きをして9時20分に
本部港を出港します

なので朝一のゴリラチョップで潜ってる時に
聞こえてくる船のエンジン音はこのフェリーの音です

乗船手続きは名前、連絡先、住所など簡単な記入と
コロナウイルス蔓延防止対策での検温のみ

※どちらの船も乗船する階段にスロープが無いので
キャリーバックに荷物を詰め込んで重くしてると
持って上がるのにかなり苦労しますので
出来る限りリュックタイプか肩にかけるタイプに
荷物を分散して階段を登り易くしておきましょう

※年末年始、お盆、GWなどは混雑が予想されるので
船のチケットは予約しておいた方がいいと思いますが
それ以外は予約無しで乗れるんじゃないかと思います

与論島行きのフェリーは1日1便しかないので
乗り遅れないように注意して下さい!

フェリー代金
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片道のフェリー代金は驚きの\1,830円!

本部町や名護市から那覇までバスで行くのに
\2,300円くらいかかるってのに鹿児島県の離島に
船で行く方が安いなんて笑うしかないでしょ(笑)

与論島とはご近所です
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今回、与論島に行こうと思った理由の1つが
うちから港までめっちゃ近いの!徒歩5分です!

同じ沖縄県の伊是名島や伊平屋島に行くには
ここから車で30分ほどの今帰仁村にある
運天港まで行かないといけないけど

与論島に行こうと思ったらこの距離で
フェリーに乗れるのでご近所さん感が凄いです

このリンクいるか?(笑)

到着
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本部港を9時20分に出発して予定どうり
与論港に11時50分に到着

午前中に島に到着出来るので
午後から2ダイブ潜る事が可能です

※昼食に関してはフェリーのレストランは閉まっていて
売店もおにぎりとカップメンくらいしかないので
フェリーに乗る前に買い出しをしておいて
船の上で食べておいた方がいいです

ヨロンダイビングサービス
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今回お世話になったダイビングショップは
島で一番の老舗で50年以上の歴史を持つ
ヨロンダイビングサービスさん

ホームページ

ガイドの竹下さんはオーナーの息子でもろ島んちゅ
優しい喋り方が特徴的でマクロ生物好きそうです

そしてショップのすぐ裏が港って
最高なロケーションですね

与論島でダイビング!
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お店で申込用紙書いて器材を用意したら
レッツゴー!

この日は北東の風が吹いてたので
お店裏の供利港から出港して10分ほどのポイントへ

1本目:マーメイドロック
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与論島行ったのにいきなりマクロで~す(笑)

風向きやリクエストを考慮したらこうなりますよね

で、深場の人気者のヘルフリッチこと
シコンハタタテハゼからスタート

自分はこの下のニラミハナダイを狙ってたんですが
数か所の穴をチョロチョロされてしまい
1枚もシャッタ切れずに撃沈…

上がり際にこのヘルフの記録写真撮れてよかった~

コビトスズメダイ
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沖縄本島にもいますがかなり数は少ないですが
ここではピンポイントの1つのサンゴに
10匹以上群れてるとこがありました

浅場が違う
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自分が潜ってる海域では水深5mかもっと浅い
3m?2m?ってくらいの水深でしか見れない
浅場のスズメダイ達が与論島では8mくらいで
いっぱい見れる環境にビックリ

船を水底8mくらいのとこに停める事が多いので
それ以上浅い場所がどうなってるか見てませんが
浅場のスズメダイ好きには撮り易い
良い環境なんじゃないかと思いました

この感じならモンツキカエルウオとかも
いるんじゃないかな?

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2本目:長崎の塔
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首の太いリーゼントマンの横顔でお馴染みの
アーチありマクロ生物ありの万能ポイント

もう少し引いて撮ると
下の岩にクマノミのペアがいるので
それを右下に配置して撮ってもカッコイイかも

今回は3人のモデルさんの関係で
これがベストショットになりました↑

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タイミングによってはギンガメアジの群れも出るらしい!

ってか、僕たち帰った日か次の日に
出てましたよね?(笑)

アカネハナゴイ
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船上ではちょっとしかいないって言ってたのに
よく見たらめっちゃいるじゃないですか!

沖縄本島では見た事ないですよ~

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見るのは初めてじゃないと思うけど
写真撮るのは初めてだと思います

ヒレフェチとしては堪らないフォルムしてます

ベニゴンベ
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これも見たかったやーつ

期待してなかったけど話の流れで
見れます?って聞いてみたら見せてくれた

1つのハナヤサイサンゴにコイツと
メガネゴンベ、ホシゴンベが共存していて
サンゴ奥でわちゃわちゃしてたところを
かろうじて目が分かるタイミングでパシャリ!

次はサンゴの上に乗ってるとこを撮ってみたい

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安全停止中に気がついたんだけど
カメラがプチ水没していて右上に水滴が…

なんとかここで止まってくれたから良かったけど
このまま水没してたらかガッカリ旅になってたでしょう

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竹下さんのインスタ見ると
他にも沖縄本島で見れない生物いそうなので
これからも与論島のマクロには注目です

2ダイブ潜っただけですが
沖縄本島の海との違いが多く面白い

めぇ~
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2ダイブ終わったら宿まで送ってもらい初日は終了

原付バイクでドライブ中に偶然出会った
島っぽい景色でした

地域商品券GETだぜっ!
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本部、徳之島、奄美から
ヨロン島にお越しの方に地域商品券プレゼント中!

本部港で専用紙にスタンプ押して
与論島の観光協会に持っていくと
2,000円分の商品券が貰えます

サイトには2020年3月31日までと書いていて
無くなり次第終了らしいですが
2021年12月15日現在も貰う事が出来ました

これって凄くない?

だって上にも書いたけど
片道のフェリー代金1,830円だから
フェリー代金より多くもらえるんだよ

しかも居酒屋で使う事が出来るから消費も楽だし

もうね。嬉しすぎてチケットの後ろに
怪しく飛び跳ねる影が見えちゃってますよ(笑)

※観光協会はスーパーや居酒屋が並ぶ
通称「銀座通り」からすぐの場所にあるので
町の近くに泊ってる方は徒歩でアクセス出来ます

もずくそば
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与論島の食べ物と言えばやっぱコレ

味はさっぱり系で凄く食べ易いので
疲れてる時にいいかも

与論島のそばは
関西や関東と比べると麺の量が多く感じます

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天ぷらそば (もずく麺)
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沖縄と雰囲気が似てるから
沖縄そばっぽいのないかと探してみたけど
そこはやっぱり鹿児島なので
内地らしくそばとうどんしか無かったです

あと、自分が行った店のそばは全てもずく麺だったので
もしかしかたら与論島には
普通のそば粉のそばはないかも知れませんね

与論島民の感覚?
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2店舗のお店のメニューを撮ってきましたが
沖縄の感覚だと変だなと思うとこがありました

この2店舗以外にも居酒屋とか何処に行っても
まずは観光客が多いはずなのに値段が安い!

島にお店なんてそんなに多くないので
値段を今の1.5倍くらいにしても
お客さんの数は変わらないと思うけどな?

まぁそれは置いといて
与論島民にツッコミを入れさせてもらいた

なんでメインのメニューはこんな安いのに
ライス、御飯、ぎょうざみたいなサイドメニューが
そんなに高いのさ!!!

値段のバランス悪くない?(笑)

ライスだけ高くない?
ライスより具が入ったおにぎりの方が安いの?
ぎょうざとそばが同じ値段って!

この謎はいつか島民に教えてもらおう…

〇〇〇 (ひらがな3文字だったはず)
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里芋の子供でサイズは大豆くらいのを
油でサッと揚げてる皮つきポテトみたいなの

今回の旅で一番珍しかった食べ物でした

あと、刺身は居酒屋でもスーパーでも
沖縄では見かけない「ツバメダイ」推しだったな

ダイビング2日目
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昨晩の黒糖焼酎「島有泉」が
美味しすぎたせいで
僕は二日酔い気味だけど
海の色は最高に良いぜぇぇぇ!

3本目:沈船あまみ
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2日目は島の北にある茶花漁港から出港して
有名な沈船あまみです

今回は運が良い事に
1日目が北東風で2日目は南風だったので
北側と南側の両方のポイントで潜れたのですが

ヨロンダイビングサービスさんは
風向きやポイントにによって港を変更し
近い港から出港させてくれるので凄く楽でした

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いちおう沈船あまみの説明もしておきます

元々は鹿児島県の海上保安庁が使用していた巡視艇で
その船が現役を引退し競売にかけられた時に
与論島が新しいダイビングスポットにする為に
買い取って沈められました

船の全長は約50mで沈んでる水深は約40m

なので深さはエモンズくらいで
大きさはエモンズの半分くらい

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与論島の海は透明度が良すぎるので
40m潜っても凄く明かるいから
ディープなの忘れちゃいます

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エモンズと違い劣化してるとこが少ないので
突起物が折れてなくて船のパーツが残ってるのが新鮮

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船内もちょっと入れます

今回はここで潜れないと思ってたから
潜れてラッキーでした(^^♪

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今回は動画撮りながら
たまに写真って感じで撮影しましたが
やっぱり初めてのポイントでイメージ出来てないのに
いきなり両方撮りは無理がありました

深場での船首や船尾が入ってる写真が
1枚もないのにはガッカリです…

今回でイメージは出来たから
次回はカッコいいの撮るぜ!

4本目:海中宮殿
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2日目の2本目は与論島と言えばここ!って言う
自然の水中世界にある不自然な神殿がカッコいい
大人気ダイビングポイントの海中宮殿

インスタ映えスポット
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ここのウリは何と言っても
宮殿の天井に空いたハート型の穴

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ここで写真撮ってもらったカップルは
幸せになれる予感しかしませんね~

海中宮殿メモ
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海中宮殿が出来た経緯が
面白かったでまとめておきます

出来た理由は2つ

1つは1984年に与論島とギリシャのミコノス市が
姉妹盟約となり地域交流を続けてた事

2つめはダイバーなら知ってる人も多いと思うけど
1998年の大規模なサンゴの白化現象が起きた事

サンゴの白化により島の一番のウリである海から
サンゴが無くなり魅力ない島になってしまうと
観光客も来なくなってしまうと心配して

与論島の新しいダイビングスポットを作る為に
2003年に古代ギリシャ宮殿をイメージした「海中宮殿」を
水深18mの海底に沈めてポイントにしたそうです

宮殿や沈船の話を聞いて陸を見てみると
海沿いの道が綺麗に整備されていたり
トイレや無料シャワーが多く設置させていたりと
島を観光地にしようと島全体で動いてるのが見えて
自分の近所と比べ凄く羨ましい

役場の人が頭が良くて行動力もあって
神殿の天井をハート型にするセンスもあって
いいよな~

沖縄の海もさ、何か沈めてポイント作りたいよ~
嘉手納基地から飛行機とか戦車もらえないのかな?

名護湾の海沿いのムダな緑地帯無くして
車停められるスペース作ってくんね~かな?

あ、話がそれてきたので与論島に戻ります(笑)

百合ケ浜
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本当なら1泊2日で4ダイブに旅でも良かったのですが
今回は1泊伸ばして観光も楽しんだので載せておきます

たぶんこの浜が与論島で一番人気の観光地

砂の色や質が沖縄本島とは違う感じがして
色はより白く質感はサラサラしてる様に思いました

ここの入り口に
お土産物売りのおばちゃんが数人いますが
東南アジアばりに声をかけてくるので
セールスに弱い方はご用心

あと、入り口がここしか無いはずだから
帰りももれなく捕まると思うので
入る時はスルーした方がよさそうです

僕はぺリカンケース持ってたので
それを工具入れと思われたらしく
ずっと電気工事の人って言われてました

ぺリカン開けて財布やメモ帳見せて
ただのカバンだよ~言ってもずっとね(笑)

ヨロン駅
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何もないとこにポツンとありました

他にも鐘を鳴らすとことや景色が良い遊歩道が
島の南から東側にいろいろあり
この辺はさらに新しい道路とか何か作るのか
工事してるとこも多かったです

サザンクロスセンター
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入場料:400円

最上階5階の360度パノラマの景色がウリですが
正直に言わせもらいますと

天井低いし窓の仕切りが多すぎて
解放感がないので景色を見る施設としては
あまり良くないかなぁ…

それでも!
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1~4階の博物館は凄く面白い

島の歴史、島の有名な画家や写真家
ダイビングショップのコーナーなど色々あり
見どころ満載でした

モノクロフィルム写真のコーナーの
写真のクオリティが高いです

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この施設内は基本的に撮影OKですが
まとめサイトみたいに館内をまとめて紹介するのは
NGだと言う事なので気をつけて下さい

あ、忘れてましたが今回の観光は
1日3,000円で借りれる原付バイクで
島を回ってました

1日と言っても日付じゃなく
ダイビング終わりの
午後~次の日の午後まで借りれるので
かなり便利です

与論島を紹介してるサイトとかで
車なら15分で島一周回れるって書いてますが
海沿いの道を走ったら1時間くらいはかかるので
注意して下さいね

そして最終日
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島に渡る前から分かってた事だけど
予想どうり暴風が吹いて海は大シケに…

あたり前だけどフェリーが出ないと
島から帰れないよ…

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与論港から本部港に帰る便も1日1便で
14時10分発→16時40分着です

予報では午後からより風が強く吹く予報なので
朝の強風で心が折れそうになってますが
まだ「条件付き運航」なので可能性あり

この張り紙見たのが9時ごろなので
とりあえず鹿児島からフェリーは出港はしてるので
あとは与論島の港に停まってくれるのを祈るのみ

左側の張り紙に注目
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17日のフェリーが条件付き運航なのは
海を見たら分かるんだけど

朝の時点で明日18日のフェリーの欠航が
確定してるじゃないですか…

って事は、今日帰れないと
あと2泊しないといけないのか?

今日帰れなくて明日帰れたらいいかー
くらいに思ってたのにこれ見た時は絶望で
来なければ良かったな…とすら思ってしまった

でも、もう自分で出来る事はなにもないので
午前中はダラダラとまた島1周したり観光して
そば食べに入った食堂で流れてたニュースでは
鹿児島のフェリー全便欠航なんて言っていて
もうダメだな…と諦めていたけど

12時ごろに宿の人から
徳之島にはフェリーついたみたいとの吉報があり
海を見に行ってみると
朝よりも穏やかになってるような気がして…

脱出成功
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定刻より20分遅れの14時にフェリーが与論港に着岸し
無事に帰れる事が確定しました

島から離れる時の写真がこれしかないのは
自分がまだ冷静じゃなかった証拠ですね

余裕あれば屋上に出て
島を眺めてる写真撮ってるはずなので(笑)

そし17時すぎに無事に本部港に
帰ってくる事が出来ましたとさ

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昨年のコロナが流行りだしてから
久しぶりの県外旅行でしがた
やっぱり違う土地に行くって楽しいですね

そして、そこでダイビングまで出来たら最高です

今回は長く書きすぎたので
最後にまとめとか出来ないけど

与論島は海も陸も人も最高の島でした!
竹下さんお世話になりました!

うちの店から本部港は凄く近いので
与論島とはこれからも仲良くしていきたいですね

今後はゲスト2名様から開催出来る
1泊2日の与論島4ダイブの旅を
出来たらいいなと思ってるので
興味のある方はお問い合わせ下さい

あー久しぶりにいっぱい書いたな~

Yusuke Miyahara
Admin: Yusuke Miyahara
沖縄本島北部の名護市と本部町のダイビングショップ
フィールダイブで水中ガイドをしている宮原です。

私が潜って見た海を写真多め文章少なめで書いてるので、
沖縄のダイビングに興味がある方は見てもらえたら嬉しいです

最速で今の海情報を知りたい方はストーリーズの方が、
早く情報を発信してるのでそちらをご覧ください。

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